精度について
ゴムローラーの精度は、ローラーの大きさや形状および使用目的や条件等によって異なり、ゴムは温度の影響を受けやすく、一般的には下記の通りです。
① | 振れ | 5/100㎜以内 |
② | 円筒度 | 5/100㎜以内 |
③ | バランス(静、動) | ご指示通り |
④ | 直径 | -0.0~+0.3㎜ |
⑤ | 硬度 | 指定硬度 ±3° |
⑥ | クラウンハイト | ご指示通り |
- 尚、特に高精度が必要な精密ローラーの場合には、要求される精度、面粗度をご指示下さい。
- ご要望に応じ、μm単位の精度及び面粗度の製品を供給致しております。
ゴムローラーの取り扱い上の注意
保管について
- ゴムの老化を防ぐために、ローラーを紙やポリエチレン等で包み新鮮な空気に触れない様にし、直射日光を避け冷暗所に保管して下さい。
- ゴムは熱によっても老化するため、不要な加熱は避けて下さい。
- ゴム表面に油等を付着させないで下さい。
- ローラーを直に床に置き、ゴム面を圧迫させるようなことは避けて下さい。
- ローラーを6ヶ月以上保管した場合には、材質の経時変化や寸法の狂いが生じている場合もありますので、十分にチェックして下さい。
尚、異常が感じられた場合には再研磨などの処置後にご利用下さい。 - 一般のゴムは可燃物なので、火気にご注意下さい。
運転上の注意
- ローラーを移動させる場合は、必ずシャフトを吊り上げて下さい。ゴム面が物体に触れない様にして下さい。
- 必要以上の無理な負荷は掛けないで下さい。
- 急激な荷重を裂け、徐々に増大させて下さい。
- 低温雰囲気に長時間放置されると、ゴムの種類によっては硬度が高くなっている場合がありますので、しばらく慣らし運転をして下さい。
- 運転を休止する場合は、ローラーから荷重を取り除いて下さい。また、汚れ等を良く拭き取って下さい。
- 印刷や塗料用のローラーの場合には、インクや塗料切れによる空回しが生じない様に十分ご注意下さい。荷重状態での空回しはローラー表面に多大な損傷を与える危険性があります。
その他の注意
- ゴムローラーの洗浄に際し、不適切な洗浄液を使用すると、ローラーの寿命が短縮される場合がありますのでご注意下さい。
- 再研磨を依頼される場合には梱包に十分注意し、木箱に入れ、シャフトを枕木で支え、ゴム面が当たらない様にして下さい。
保証について
ロールにライニングするゴムは、使用条件により最も適した材質を選定し加工致しますが、そのライフは一定ではありません。
故障など発生した場合は、その原因を十分に究明し、再発防止策を打ち合わせするなど努力致しますが、以下内容に関しましてはその保証を免責させて頂きます。
故障など発生した場合は、その原因を十分に究明し、再発防止策を打ち合わせするなど努力致しますが、以下内容に関しましてはその保証を免責させて頂きます。
- 故障ロールの取り外し、取り付け工事費用。
- 操業・運転補償。
- 故障に伴うゴムロール以外に波及する二次的事故。